お知らせ

2015年度より、「認定こども園」を返上し、「幼稚園」(施設型給付)として歩み出します!

2007年度から認定こども園(幼稚園型)として歩んでいた本園は、2015年度からの「子ども子育て支援新制度」施行時も認定こども園(幼稚園型)として移行するつもりで準備を進めていました。しかしながら、市と協議を重ねた結果、現在の保育水準を維持していくことが困難な様々な問題が浮かび上がってきました。
たとえば、

①就労家庭の「長時間保育児(新制度下でいう「2号認定こども」)」は春日市在住の家庭しか認められないことが判明。
  • 本園は、春日市・大野城市・福岡市(博多区)の市境に位置しており、春日市だけでなく他市からもたくさん通園しています。長時間保育児も3分の1が他市であるという現状を考慮するとき、在園児のためにも今後入園を希望される方のためにも受け入れることはできません。
②在園中に就労のため「短時間保育(1号認定)」から「長時間保育(2号認定)」に変更したいと願った場合、確実に本園に留まることができる保証がないことが判明。
  • 新制度下での認定こども園(2号認定)は、市が利用調整をします。その場合、保育所と同様に選考基準が基本点数制(父母が保育できない理由・状況)で行われるため、就労時間が長いフルタイム就労者等が優先されてしまい、パートタイム就労のために2号認定に変更を願っても、本園を希望する点数の高い待機者がいた場合、別の認定こども園や保育所へ回される可能性があります。
  • 内閣府の資料で「就労の有無によって園を変わる必要がない」とうたっている認定こども園の最大の利点が打ち消されており受け入れることはできません。
③「長時間保育児(2号認定)」は、毎日の給食が義務となっており、本園が大切にしている「園外保育」や「食育活動」に支障をきたすことが判明。


以上のような問題が判明したため、これまでの保育を今後も維持していくために、認定こども園を返上して、教会付属幼稚園として施設型給付に移行することといたしました。
尚、就労家庭が利用されていたこれまでの「長時間保育」は、月極めの延長保育料をいただいて、従来通り、17時30分まで(最大18時30分まで)の保育をしていきます。
夏休み等の長期休暇中も「月極延長保育児」は通常どおり保育をいたします。ただし、下記の期日は休園となりますのでご了承ください。
  • 土曜日(土曜園行事の代休日)、日曜日、国民の祝日、お盆期間(8月13日~16日)、降誕記念日(12月25日)、年末年始(12月29日~1月4日)
認定こども園(幼稚園型)としての現在の保育体制を今後も継続していくための選び取りですので、ご理解よろしくお願いします。